ある日、森の中(恋する暴君)に 迷い込んだ、哀れなウサギさんの萌叫び・・・
妄想SS~『ブラックアウト』

※警告※
オリジナルとはまったく関係ありません。
管理人の趣味嗜好価値観に不快嫌悪違和感を覚える方の閲覧を固くお断りします。


倒れちゃった兄さんを森永君は如何にアパートに運んだか?!
妄想が果てしなく広がるこのシチュ~*^^)

某E様の巽研究室で密かに検証妄想レポが上がってる様子です。
それに私もこっそり便乗しちゃいましたww

なんでもOK~と寛容な方のみどうぞ~

***********************



「センパイ・・・」
うっとりと、涙を湛えた円らな瞳が近づいてくる。

紅潮した頬と濡れた唇が視界に入ってきた途端
それまで感じていた安堵の感情とは反する怯えに
肉の引き攣れるようなこわばりを覚えた。

ここで それを 受け止めることなど
・・・できない。

吐息を感じた瞬間、感じた喜びを封じるように
彼の唇を左掌で塞いだ。

「学校・・・だろ」

そう口にするのが精一杯だった。

もう・・・立っていられない・・・

「嬉しくて」

彼の笑顔が遠い記憶とフラッシュバックして滲んでいく。

自分の体が固い岩から砂粒になり脆く崩れ去るイメージが
スローモーションのように脳裏に浮かび、俺は意識を失った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「先輩!? せんぱい!?」

肩を揺すって呼び掛ける。
ずるりと折れた体はなんの抵抗も無く
俺にくったりともたれ掛かった。

息はある・・・
あ、あたりまえだ! 
先輩が死んだりしたらオレは・・・

恐怖で心臓が凍りつく。
早くなんとかしなければ・・・。
両脇から腕を掛けて持ち上げると
背と膝下に腕を回して
まるで花嫁を抱き上げる花婿のように
先輩の体を抱き上げた。

(軽い・・・)

なんで?
抱き上げた先輩の頬に自分の頬を押し当てた。
(温かい・・・温かい)
込み上げるものを呑み込んで
院の長い通路を俺は走った。

「森永! どうしたんだ?」
「え? それ・・・巽さんか!?」
「どうしたの? 森永君!?」
「巽先輩?! うっそー どうしたのー!」

出会う学生達が次々声を掛けてくる。

「保健室 どっちだっけ?!」
「こっちだ そこ 道を空けてくれ! みんな」
「えー ど、どうしちゃたんですか?! 
 巽先輩が倒れちゃったって?! ウソでしょー?」
「大丈夫なんですか? 先輩ー!」
「先輩~ しっかりしてください~」
「あんな巽さん はじめて~ 
 ヤダ~ もうー どうしよう~」

「森永! 救急車を呼んだから! こっちだ!」

いつもは先輩を敬遠している女子達が
涙ぐんだ様子で叫ぶ声をうしろに聞きながら
坂道を駆け抜け俺は走った。

「過労と空腹ですね」

医師の診断は俺にとって意外なものだった。

重大な病気じゃなかった・・・ホッとすると同時に
横たわった先輩の子供のような寝顔に胸がつまる。

・・・空腹・・・

だって・・・先輩は松田さんの家で
かなこちゃんも一緒で
ちゃんとした食事を三食きちんと摂ってるはずだ

・・・ランチは・・・
この頃ずっと別だったから
でも・・・

(兄さん 元気ないけど 森永さん 何かあったの?)

ズキン・・・

もっとちゃんと聞いておけばよかった。

先輩の妹の声を聞くのも辛くて
せっかくくれた電話にもろくに返事をすることもしないで
俺から連絡を入れることも怠った。

ごめん ごめん・・・先輩・・・

ぽつん・・・ぽつん・・・
一滴づつ落ちていくガラス管の中の雫を
俺は祈るような思いで数えていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「気分は?」

唐突に目に飛び込んできた満面の笑顔に
俺はびっくりして飛び起きた。

「だめですよ そんないきなり起き上がっちゃ」
「ここ・・・どこだ?」
「まだ病院ですよ 今タクシーを呼びましたから」
「病院?」
「気を失ったんです 先輩・・・
 もう皆びっくりして」
「なんだ? この絆創膏?」
「だめですよ 取っちゃ 点滴したんですから」
「点滴?」
「あ タクシー来ました さ!どうぞ!」
「・・・なんだよ? その背中」
「オンブしてあげます
「じょ・・・じょーだんじゃねー!」
「はい 冗談なんか言ってません」
「歩けるわ! 人、なんだと思ってる!」
「ちょ・・・ 先輩 待ってください!」

ベッドから立ち上がったときふわりと足元が揺れた。

支えようと肩を掴む大きな手の感触に
おもわずその温かい胸に
身を傾けたくなる弱音を払って唇を噛みしめた。

なんで こんなに 自分が自由にならない・・・?

内に熱を溜め込んだ重くだるい体は
なにも答えてはくれない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「肩 つかまってください」
「必要ない!」
「無理しないでくださいよー」
「点滴打ったんだろ? もう大丈夫だ!」

大丈夫だと強がる口はいつもどおりの先輩だが
顔色はまだ蒼白で唇の色も失せてる。
心持ち頬がこけたように感じるのは
抱き上げた時のその重みの心許なさだろうか?

微妙な距離を保ってオレは先輩に寄り添い
アパートの階段を上がった。

こんなときくらいエレベーターを使えばいいのに・・・

しがみつくように手摺りを握り
一歩一歩慎重に、三階までの階段を上がる細い背中を
俺はやる瀬無い思いで見上げていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ベッドを用意してきますから
 しばらくソファーで休んでてくださいね」
「風呂・・・入りたい」
「ダメですよー! そんな状態で湯に入ったら危ないです!」
「うっせーなー
 外から帰ったら
 一風呂浴びなきゃ気持ちわりーんだよ」
「せんぱい!
 少しはオレの言うこと
 聞いてください!」

肩をつかんで覗き込んできた真剣な目に射抜かれて
オレは絶句する。

「・・・わかったよ」

風呂に入りたいというのは本心ではなかった。
正直、服を着替えることすら途方もなく難儀に感じる。
早く、この重くだるい身体を横にしたい。
なにも考えずただ眠りたい。

だが、久しぶりに帰って来た部屋が
まるで他人の家のように余所余所しく感じて
耐えられなかった。

家具の位置はなにも変わってはいないのに
ひどく長くこの家を空けていたような違和感が
無性に俺の癪に障った。

何かが足りない・・・そう感じた。

「先輩の部屋に入ります いいですね?」

彼は毅然とした態度で俺の部屋に入って行った。

ノブを回す瞬間、彼の目がチラとオレを振り返る。
オレはつと目を逸らす。
それがいつしか了解という合図になっていた。

シェアをした当初
俺はいつも自分の部屋に鍵を掛けていた。

だが俺のカナダ留学でよほど懲りたのか
あれ以降彼がバカな夜這いを掛けるようなこともなくなったし
そもそも三部屋のアパートで暮らすのに、だんだん面倒になって
夜でさえ鍵を掛けるのを忘れるようになっていた。

鍵はたぶん、リビングの引き出しのどこかに入ったままだろう。

「ベッドの用意できました
 横になってください
 オレ飯作ってきますから
 何か食べたいものあります?」
「血の滴るようなステーキ」
「はいはい それはもっと元気になったときに」
「好きなもん作ってくれんなら聞くな」
「寝ててください 大人しく」

「言われんでも寝る!」

釈然としない気持ちをつい彼にぶつけてしまう。

部屋に入ってドアを閉めた。
オレが留守の間も彼はちゃんと掃除をしておいてくれたんだろう。
カーテンもカバーもシーツも洗い立てのような清潔な匂いがした。
シワ一つ無く整えられた毛布を引っ張り上げて体を差し込み目を閉じた。

そうか・・・
ここを出ていくつもりなんだ・・・

彼の留守にここに立ち寄った時目にした
積み重ねられたいくつかのダンボール箱を思い出す。

そうだ・・・

リビングに足りなかったのは
ボードに置かれていた小さな玩具やポストカードの入った額縁だ。

キレイな写真をくり抜いて額に入れたり
菓子のオマケのちゃちな玩具を愛しがって
ボードに並べて子供のように笑っていた彼の顔が浮かぶ。

それらは全部、あのダンボールの箱の中なんだろうか・・・

自分の出来ることを全部完璧に設えて
彼は、ここを出て行くつもりなんだ

目頭につうんと熱いものが沁みた。

(つい 嬉しくて)

彼のくったくのない笑顔が夢とうつつの間に浮かぶ。

あの笑顔を・・・ずっと見ていたい

(お前・・・ここを出ていくなら)

ドアの向こうで甲斐甲斐しく働く彼に向かって
こころのうちで呼び掛けた。

(ダンボール箱をもうひとつ用意しろ

 俺サイズの・・・)

ひっそりと笑み胎児のように丸まって
俺は深い眠りに落ちた。



****** end ******



某E様巽研究室
での課題は

森永君は倒れた兄さんを・・・

     (1)普通にさくさく歩いて帰った
     (2)タクシーで帰った
     (3)肩を貸して並んで歩いて帰った
     (4)おんぶして帰った
     (5)お姫様抱っこして帰った


・・・というものでした。

私は感想記事で(5)を妄想したのですが
よく考えたら学校からアパートまで
いくら森永君が力持ちで兄さんが華奢でも・・・
ずっとお姫様だっこは辛いよね~ってか現実的じゃないよね。
妄想にリアリティ求めることもないけども;;
なので~こうなりました。

<肩を貸して>も<さくさく>でもないけど
微妙に全部網羅しております~
なのに萌えが無い~??(;;T▽T*)

まず
学校の保健室に行こうとして・・・
森永君に兄さんを抱いたまま
院内中走り回ってもらいました~;

そのあとで救急車で病院へ・・・
学校の保健室じゃ点滴できないもんね。

今度はキャンパス中~兄さんを抱いて・・・
雨が降ってて裸足の足がどろんこになるとかいいなぁ~
でも兄さん濡れちゃうから止めた!(←鬼;;)
元気な兄さんが濡れるのはいいけどね!(←身勝手;)

なんで点滴?!
某E様が妄想してたんです!

点滴・・・私も萌える~と思ったんですよw
ホントはしばらく入院してもらって
髪下ろしてメガネ掛けて
パジャマにカーディガン羽織ったファッションで ←(ファッションかよ;;)
病院の廊下をポチ(点滴スタンド)連れて
リハビリ散歩する兄さんが書きたかった~ ←(重病人だぞ;;それ)

オリジナルでは病院には行ってないようですよね。

でも保健室には行ったと思う。
そこまでお姫様だっこ←渇望w
保健室で目を覚ました兄さんをオンブしようとする・・・以下同文www

某E教授~こんな妄想SSレポになっちゃいました~;;ww
及第点はもらえますか~~~~wwwwwww


最後まで読んで下さってありがとうございましたー★

お茶して行ってね~

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