ある日、森の中(恋する暴君)に 迷い込んだ、哀れなウサギさんの萌叫び・・・
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萩/尾/望/都原画展

名古屋栄、三越7階催事場で開催されていた
『萩/尾/望/都/原画展』に行ってきました。
今日3日、最終日でした。

東京展、名古屋展につづき
福岡でも1月24日から開催されるようです。
福岡は萩尾さんの故郷でもあります。

 ↓ 名古屋展チケットと入り口で頂けたポストカード一枚。

萩尾展

正直なこといっちゃうと
この名古屋展ポスター&チケットの
「エドガー」の顔は私的に苦手なんだ~;;
大人っぽすぎるというか~
妖しすぎるというか~~~;;

初期の可愛い子供っぽいエドガーが好きなんですよ~
 ↓ この顔なんて、すごーーーく好きーーーーー★



『ポ/ーの/一族』は私が初めて読んだ萩/尾作品ということと
マンガにはまる・・・という経験もポーが初めてだったので
思い入れもハンパじゃないのです。

でも・・・
卵から孵ったヒナのごとく
初めて見て愛着を感じた絵だけに執着して
作家の絵の変化が受け入れられないという・・・
マンガファンとして不幸な事態に陥ってしまって
ここ何十年も萩/尾作品に触れて来なかった。

去年年末、新聞で展覧会のことを知ったときも
すぐ「見に行かなくちゃ!」とは思わなかった・・・。
私にとって萩/尾作品との蜜月はとっくに終わっていたんです。

ならばなぜ出掛けていったのかというと・・・

かつて愛した作品達、キャラ達にもう一度出会うために・・・

描く絵や作風が変化しても
作家の過去の作品はちゃんと残っている・・・

キャラクター達は今も心の中で輝き続けています。

エドガー、アラン、メリーベル、キリアン
ユーリ、オスカー、エーリク・・・

そしてそれらは今も変らぬ姿でそこにありました。

ポ/ーシリーズ連載前の1ページ劇場に載ったイラストから
最初のコミックスのカバーカラーイラスト。
扉カラーイラスト?(この絵は初めて見た!)

『ポー/の/一族』連載開始の画稿・・・
エドガーとアランの出会いのシーンの原画を目にしたときは
おもわず涙が出そうになった・・・(*ToT*)

『トー/マの/心/臓』連載開始のカラーで描かれていた画稿。
リアルタイムでは読んでなくて、単行本しか持ってないので
これをカラー(2色カラー)で見たのは初めてでした。

初期の作品としては
『ビア/ンカ』
『小夜/の縫う/ゆかた』
『秋の/旅』・・・
うん、やっぱり私はこの年代の萩尾作品に一番魅力を感じます。

そして意外なことだったんだけど
短編3作品の原画が
フルページ順番に読めるように展示してありました。

『半/神』
『とって/も/しあわせ/モ/トちゃん番外編』
『柳/の下』

『とっても/しあわせ・・・』は2色カラーです。
番外編というのはポーとのコラボ(笑)みたいで
エロガー・ポーチネロ君が出てくるお話です。
カラーで見たの初めてだったような気がする~

エドガー(私が好きな子供っぽい方の)もバーンって登場してて
もうもうもう~~~感動しまくってかぶり付いて見てしまった~~~

『半/神』はすごい作品ですよね。
淡々とユーモラスに描かれていながらじわじわと
悲しみに侵食されてゆく感覚が、切なくも怖い・・・

『柳の/下』はここで初めて読みました。
タイトルから「彼女」が何ものだかすぐにわかるのですが
コマの構成やサイレント風な展開・・・おもしろい。
ラストは感傷的すぎたかも。

原画だけじゃなく
作品を描く上でイメージを膨らませていった
オブジェ(旅行先で買い集めたもの)も展示されていて
とても興味深かったです。

それから実際仕事で使ってる鉛筆とかペンとか定規とか・・・
けっこう素朴・・・というか最低限のものしかなかった~

弘法は筆を選ばず・・・?
いやいやいや~実際は道を究めようとすればするほど
道具にこだわりは出てくるものです。
弘法様も良い筆を探して唐(今の中国)まで
旅をしたと何かで読んだ気がします。

ちなみに私もすごーーーく気に入ったペン先があったんですよ~
金色と銀色のツートンでメッキされててブランド名が「KONPARU」とかいう・・・
なんか手作りのペン先らしくて(でも別にそんな高くはなかった記憶)
十年以上も前の時点で、もう職人さんがいないって;;文房具屋さんに言われた;;
ショックだった~~~~~~;;


そういえば、ひなこ先生もお気に入りのペン先がもう製造停止になってて
在庫が尽きたらおしまいだって嘆いてらした・・・;;
アナログの付けペン派にはツライ時代です。

閑話休題・・・;;

萩尾さんはインクでなく墨汁派のようでした。
真新しい墨の香りって良いですよね。
ところで萩尾さんってあんまりベタがキレイじゃない;;
いやムラがあっても印刷には影響しないらしい?

そして今回一番の注目は・・・
『トー/マ/の心/臓』の試作原稿
鉛筆でラフが取ってありところどころペンが入ってました。
エーリク(名前が違ってた)がトーマの「詩」が書かれた紙片を
本の間から見つけるシーン。
その「詩」が実際に作品になったものより
ずっとラブレターっぽくて・・・
というか受身なんだよね。

実際作品になったものはもっと突き放してて
ある意味攻め的な情熱を感じる文章なんだけど
もとのものはもっと感傷的で甘かった・・・
鉛筆の走り書きなんでよくは読めないんだけどね。
ちょっと意外でびっくり・・・

さてところで
展示場からでてすぐいろんなグッズを売ってましたが
ポストカード3枚買っただけでした。
それより本がずら~~~と並んだ一角を見てて
ふと『トーマの心臓』を手にしました。

 ↓ これとこれ



私が持ってるフラワーコミックスは
もうボロボロなんですよ~1巻なんてページが取れてるし;;
だから新しく買ってもいいかなって。
この新書版は連載当時のままに再現されてて良いって評判だったし。
『トーマの心臓Ⅱ』はシュリンクされてました。小冊子『湖畔にて』が付いてます。

マンガの文庫版を買う気はない。あんなちっさい画面じゃ欲求不満になるもん。
持ち歩くには文庫版いいけどね。新書版すごく重い~;;



ぺらぺら見てたら
ちゃんとタイトルページも載ってた~!
これは感動~!!
フラワーコミックスの場合は
連載時のタイトルページはカットされてありませんでした。
これは『ポーの一族』も同じ。
ちゃんとタイトルページも載ってた~~~!
カラーはカラーで載ってる!わーい!!

で、ですね・・・
『トーマの心臓』は今でこそ萩尾作品の初期の代表作の一つですが
連載時はまるで人気がなかったらしいんですよ;;
(アンケート結果が毎回最下位・・・みたいな;;)
もー様ファンはアンケートなんか出さないんですよ~
ファンレターはせっせと書くくせに(笑)

そのせいかどうか知らないですが
連載当時、タイトルページの原画を
応募者一名にプレゼント・・・なんて企画があったらしい・・・;;
(私はリアルタイムで読んでないので詳しくは知りませんけど
 実際せっせと毎回応募のハガキを書いたけど一度も当たらなかったって人の話を聞いた;;)


もー様の原画をただでプレゼント!!だよ!!
信じられねぇぇぇええ~~~;;

その原画持ってる方、すごい財産ですよ。子々孫々まで大切にしてください!

でもね。なんか切ない気がします。
マンガの原画って人にあげたり売ったりするものじゃないですよね。
作者は一生手元に置いておきたいはずだと思うのです。
それをプレゼント品にするって・・・辛かったんじゃないかなって思います。

何年かして
トーマのタイトルページのみ収録した本を
自費出版されてます。(私それ持ってます)

また『トーマの心臓は』舞台化されています。
それに使われた小道具、制服なども展示されていました。
制服は大人サイズなのが・・・ちょっと違和感(笑)
サイフリートのメガネとかオスカーの灰皿とか・・・

トーマがユーリに送った最後の手紙、封筒(ちゃんと切手が貼ってある)
トーマが本の間にはさんで残した詩・・・

キレイなペン字(ドイツ語)で書かれていて
なんか感動しました。
ドイツ語は一言も読めないけどね;;

図録売ってたんだけど高くて薄かったんで買わなかった。
なので記憶のみです。もし間違ってたらすいません~


 ↓ 買ったポストカード3枚です。
   一番上が『ポー/の/一族』初回見開きのタイトルページ。
   左『海/のアリ/ア』右『残酷/な神/が支配/する』

萩尾展2

作品年表があったんだけど・・・
トーマ連載時に描かれたとおぼしい
『マンガABC』が無かった気がする・・・;;

え?あれって作品・・・ですよね。24ページもあるし。
萩尾さんのマンガ家としてのノウハウというか精神が描かれてる気がして
貴重なものだと私は思うけど・・・。どの単行本にも未収録だし。

萩尾さんが泣かんばかりに狂ったという岡田史子氏の絵が引用されているので
著作権の問題で再録できないんだろうか?
ちょっと残念な気がします。

以上~え~書き残したことはないかな~

そうそうカラーの原画もたくさんありました。
繊細なタッチでやわらかくてキレイ。

でも一番印象的だったのは
『アメリカン・パイ』の赤(朱)だけのカラーです。
デッサンの鉛筆の線もラフに入ってて
色も大胆に塗ってあります。
それがかえって繊細な世界観を創り出してる感じでした。

原画展、行って良かった!
時計を見たら一時間以上会場にいたような;;
一目惚れして買ったブーツが足に優しくなくて
すっかり痛くなってしまった。
腰にも来たよ~;;

今度は福岡です。
九州のファンの方ぜひ見に行ってくださいね!

コメント
この記事へのコメント
あけましておめでとうございます。萩尾先生の原画展があるんですね。初めて知りました。近くであるのならぜひ行ってみたいのですが、どうやら私のいる県には来ないのかなと思います。
私は「雪の子」あたりからリアルで読んでましたもので。(それなりの年)初期の作品はすごく好きです。ものすごく完成度高いですよね。
詳細なレポートありがとうございました。
2011/01/04(火) 23:59:02 | URL | ぽるか #m84aBXLc[ 編集]
ぽるか様~★
あけましておめでとうございます!
もー様展、充実してましたー!!行ってホントに良かったです。
ポーにはまった当初を思い出して感慨深かったです。
初期の作品から完成度高かったですよね。
もー様がいなかったら少女マンガの流れも違ってただろうなと
思えるほど影響力のある方だと思います。
これからも頑張って頂きたいですよね!
私もけっこうな年ですが;;リアルで読んでるのは
ポーシリーズの「ペニーレイン」からだったかな?
雨の降る窓辺でエドガーが立っているタイトルの
カラーイラストも展示されてました。感動でしたー!
今も昔も変らぬ思いで愛せる作品があるって幸せですよね。
暴君も私にとって一生の宝物のような作品になると思います。
あと2日ですね~plan・5・・・ドキドキしてますー。
今年もよろしくお願いしますー(*^^*)
2011/01/05(水) 07:36:16 | URL | ぐらたん #Neb3My6c[ 編集]
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