ある日、森の中(恋する暴君)に 迷い込んだ、哀れなウサギさんの萌叫び・・・
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再会したら・・・

真崎さん、何しに名古屋に来るんだろう・・・って
そりゃ森永君に会いにに決まってるけど


たぶんね。
真崎さんの登場にこんなに不安を感じるのは
新幹線に乗ってる真崎さんが
幸せそうに見えないからだと思う。


そういえば真崎さんのこと
今まであんまり書いたことなかったなぁ~
いい機会なんで・・・やってみようー

(2日後に迫っていて遅い気もするけど;;)

某M師匠の暴君ソートやってみるとけっこう
真崎さん<好き値>高いです。

2巻読んだとき
<森永君の初めての人にしては物足りない>とは思ったけれども
<森永君が過去に愛して今も大切に思ってる人>だから
という理由だけで<好き>だったんですよね。

5章番外編で再登場したときはあまりに私好みの屈折した美青年に
変身してたんで、もう小躍りせんばかりに喜びました。

もちろん
<森永君の愛を踏みにじって傷つけた>人でもある。
でも真崎さんのしたこと・・・
理解出来なくはないのです。

つまり

心の中に他に好きな人がいるのに
自分に愛情を寄せてくれた人の優しさに甘えて
その人の胸に飛び込んでしまったこと・・・
自分の心を偽りながら
その人の愛情に応えようと
応えられていると
自分に言い聞かせ、その関係を続けたこと・・・

わかる・・・気がする

そういう気持ち・・・
(経験はないけど;;)
ある程度、想像できる・・・

真崎さんが
国博さんのこといつから好きだったのか
初めは友人として付き合っていて
何かのきっかけで<恋>だと気付いたのか?
それとも初めから恋してたのか?

(小学校から仲が良かったってことは・・・
 思春期になって何かのきっかけで・・
 というのが自然な気もします)

2巻の真崎さんの台詞で
「あいつに軽蔑されたら
 俺・・・ 生きていけない」

というのがありましたが、その台詞からわかるのは
国博さんが以前から
<同性愛に偏見を持ち、同性愛者を軽蔑する>人間だと
真崎さんが知ってるということですよね。

なにかきっかけがあったのか?

たとえば
真崎さんと国博さんの通う高校に
同性愛だと噂されるカップルがいて

たとえば(ドラマにするなら)
二人がある日、周囲の心ない中傷に耐え切れず
心中する・・・
学校中騒然となって、その噂話の中で・・・


国「男同士で・・・どうかしてる・・・」
真「・・・」
国「考えられないよ! そうだろ?」
真「・・・そうだね・・・」
国「狂ってるとしか思えない 同性愛なんて」
真「・・・」
国「そうだろ?」
真「・・・そうだね・・・」
国「軽蔑するよ! そんなやつら」
真「・・・」



国博さんへの恋を自覚していた
真崎さんは国博さんのこういった言葉で
もう何も言えなくなる・・・
<恋>の素振りさえ見せまいと必死になる。

「真崎とは不思議なくらい
 何だって話すことができた」


と国博さんは言ってたけど
何でも打ち明けて話してたのは国博さんだけで
真崎さんは本当の自分を隠して
国博さんが望む<親友>を演じつづけていたのかもしれない

国博さんは自分の<恋>の話も
真崎さんにしてたと思うんだよね。


「あの子 良いよな」
「え?」
「A組の***さん 可愛いと思わないか?」
「・・・う・・ん まぁまぁかな・・・」
「告白しようと思ってるんだ」
「・・・こくはく・・・?」
「うん うまくいくよう祈っててくれよ」
「・・・」



なんてこともあったかも;;
国博さんに罪はないけど
知らないってことは、残酷です。

恋してる人に
友人としては<愛>されてるけど
恋人にはなれない・・・

『きみが恋に堕ちる』の春さんも
その辛さに耐え切れず
友人として傍にいることより
好きな人から離れることを選んだ・・・

森永君もそうだった・・・

偏見の残る閉鎖的な社会で
同性愛者であるということは
それだけでものすごく孤独なのだと思う。

真崎さんの家族構成はわからないけど
もし一人っ子だったとすると
父親が県会議員ということで
生まれたときから多大な期待を掛けられて育っただろうし
親によって将来を決められていたかも(跡継ぎとして)

子供の頃から優秀で、あるところまでは
親の期待どおり生きてきた真崎さんだったけれど
(子供は親の期待に適いたいと願ってるものです)
あるときを境に、期待される自分と本当の自分との間に
深い亀裂を感じるようになる。

その亀裂はしだいに大きくなって耐えられなくなって
真崎さんの精神を引き裂こうとする・・・

そんなとき

いままで弟のように可愛がってた少年から
「好きです」と告白されたら・・・

どうします?


「オレ 真崎さんのこと 好きです」
「ん? なんだい? あらたまって
 俺だって、哲博のことは好きだよ」
「・・・そうじゃなくて
 そういう意味じゃなくて」



少年は黙って
真崎さんの手を握る・・・

円らな黒い潤んだ瞳でじっと見つめる・・・

真崎さんはあらためて少年を見る。
まだ子供だとばかり思っていた少年は
いつのまにか声変わりし
いつしか自分より背が伸び
手を握る掌も大きく温かく・・・

真崎さんにとって
少年森永君は
自分以外で初めて出会った
<同性愛者>だったかもしれない・・・

森永君が国博さんの弟だったから
その面影を求めて森永君と付き合ったんだと
思ってたけど・・・

(森永君と国博さん、似てるとは思えないけど
 兄弟だからどこか似てるんだろな・・・)

もしかして
自分と同じ性的指向だと知って
そして弟のように可愛がってた少年からの告白だったから
真崎さんはその愛を受け入れてしまったのかもしれない・・・

戸惑いながら躊躇いながら迷いながら
(想い人の弟だからよけいに迷いはあったと思う)

でも

可愛いがってた少年が
同じものを求めて手を広げてくれたら

その手を握り返してしまったとしても
責められない気がするのです。

だから
真崎さんが少年森永君と
付き合ってたことに関しては
私としては・・・わかるんだ・・・

自分を愛してくれる人を
愛したいと思うことも
愛だと思うし・・・

その愛に賭けて
叶わぬ愛や過去の忘れられぬ思いを
断ち切ろうとすることは
けっして不誠実なことではないと思う。

報われぬ思いを秘めて
孤独に生きていけるほど
人は強くない・・・

少年森永君の真崎さんへの愛は
孤独に引き裂かれようとする
真崎さんにとって
唯一の救いだったんじゃないか・・・

でも

「愛してると思ってたんだ
 ちゃんと愛せてると・・・」


<愛せてる>・・・って言葉が切ないんだよね・・・;;

「どうして自分の心なのに
 自由にならないんだ・・・!」


少年森永君のちょっとした言葉とか仕草とか見てて
(可愛いやつ・・・)って胸がきゅんとする瞬間って
きっと何度もあったはず。

森永君は抱きしめるたび
(好きだよ・・・)って
言い続けてたと思うけど

その言葉に涙がこぼれるほど嬉しくて
胸が熱くなって切なくて
(愛しい)と心から感じて
真崎さんから自然に抱きしめることも
何度もあったと思う。

瞬間瞬間で
そういう愛し愛される幸福な時間って
あったと思うんだよね。

真崎さんと
少年森永君が過ごした一年間が
全部、嘘だったとは私は思わない。
思いたくない。

でもだからこそ
森永君の負った傷は深い・・・

真崎さんの傷も深く
今だ塞がっていない・・・

真崎さんに罪があるなら
それは森永君と付き合ってたことではなくて

森永君に「国博が好きなんだ」と
思わず告白してしまったこと・・・
そう言い捨てておいて自殺をはかったこと・・・

もし
真崎さんが死んでたら
森永君・・・どうしたんだろ?
それ想像すると・・・
こわい・・・

真崎さんが今だ立ち直れないのは
真崎さんがそんな自分を
許せないからじゃないかと思う。

国博さんへのレイプも
国博さんより
真崎さん自身のダメージの方が大きかった。

あれで真崎さんはますます
(許せない自分)という癒えない傷を
さらに負ってしまった気がする。

「無理だ・・・
 ごめん・・・
 都合のいい事言ってるのは解ってるが」


あの時の真崎さんの目が
私の頭から消えないんだ・・・

あの目のまま
森永君に会いに来た真崎さん・・・

真崎さんはただ森永君に謝罪したいだけかもしれない。
今元気な自分を見せて安心させたいだけかもしれない。


「え? 真崎さん・・・?」
「久しぶりだな・・・哲博」
「ほんとうに・・・真崎さん?」
「そんなに俺 変わったかな?」
「うん 大人になったっていうか・・・」
「お前こそ」
「でも 良かった・・・
 元気そうで・・・」
「・・・」(微笑む)



森永君はきっと
真崎さんのその目に気付くだろうな・・・。


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