ある日、森の中(恋する暴君)に 迷い込んだ、哀れなウサギさんの萌叫び・・・
妄想SS~『扉』

ども、こんばんは~♪
朝ご訪問の方には、おはようございます~♪


妄想~SS~ 『扉』 ・・・です~★

えっ・・・とですね;;
6章「plan・5」ラストの状況から
兄さんが森永君の部屋に入るまで
・・・の妄想SSです。
(森永君が入るまでじゃないよ;;)
       ↑何処に?(;x_x;) ☆\( ̄ ̄;*)バシッ)



★SSのコンセプトと致しましては
 「兄さんから進んで、森永君の部屋に入る」です~*^^*)
           ↑ 最重要課題だよね~!!ふふふ・・・


※SS嫌いな方、以下ご遠慮くださいませ。
※フィジカル期待する方もスルーしてください。
 いつものことですが、えろいシーンは
 いっさい~全く~ぜんぜん~ありませんので~;;
 自称~清純派~(  ̄3 ̄)。o O ふ~ん・・( ̄ー ̄;?).....??アレ??


 な、な、な、なにはともあれ期待なしでよろしく~;;^^★





******妄想SS~ 『扉』 ****** 


「わかりました」

口調は穏やかだが、臆することの無い力強さで
彼の体はつかまえられた腕ごと持ち上げられ
花婿が花嫁を抱き上げ、敷居を越えるときのように
青年の両腕に抱えられた。

「ちょ! 何する!?」
「なに・・・って」
「下ろせよ! 歩ける!」
「歩く・・・?」
「女じゃねーぞ! 放しやがれ!!」

羞恥より怒りが先にたち
自分が放った言葉の意味も悟れないまま
彼は青年の腕の中ではげしくもがいた。

「・・・わかりました」

青年は同じ言葉を繰り返した。

しかし、無機質に聞こえた先ほどの声音と違い
面白がるような色を帯びたその声に困惑して
彼はおもわず、鼻先にある青年の顔を覗きこんだ。

「な、なにが可笑しいんだよ!?」

青年はわずかに頬を緩めただけで
そっと、彼の足を床に戻した。
ひやりと足裏に感じた床板の感触に
今更ながらうろたえて
彼は乱れたままのパジャマの前たてを
かき合わせた。

ガチャ・・・

リビングから出て行く側の戸が青年によって開かれ
そのすぐ向こうに、青年の部屋のドアが見えた。

彼の体はびくりと震え
一瞬で凍りついたように硬直した。

青年がリビングを出
青年の部屋のドアノブを握る。
ゆったりとした動作でドアを開け放すと
青年はドアの前で彼のほうを向き
少々芝居がかった所作で
彼に向かって腕を差し出し
軽く会釈した。

「先輩 どうぞ」

開かれたドアの向こう・・・
窓のカーテンはまだ閉じられたままなのか
四角く切り抜かれたその空間は
愛用の近視用メガネを取り払われ
いまだ体の奥の熱にうかされた彼の目には
壁にあいた縦長い穴ぐらのように見えた。

「・・・」

下ろされた場所で動けなくなった彼に
青年は怖いほど優しく、恭しく語りかける。

「どうぞ 先輩 遠慮なくお入り下さい」
「・・・」
「どうしたんです?
 先輩が自分で、歩くって言ったんでしょう?」
「・・・」
「そう言えば
 先輩が俺の部屋に入るの初めて・・・だね?」
「・・・」

喉に激しい乾きを覚えて
彼は言葉を失くした。
切れ長の目が見開かれて
薄暗く寒々しく見えるその空間を
怯えたように見詰めている。

「先輩?」

彼はぴくりと空間の横に立つ長身の青年を見上げた。

「せんぱい はやく・・・」

わざと潜めた青年の声が
過敏になった彼の肌にさらに漣を立てる。

それでも彼の体は動かない。
動けない・・・
木偶のように見開いた目が乾いて痛み
背筋に冷たい汗が流れるのを
彼は他人事のように意識する。

青年の腕に抱えられて
さっさっと運ばれてしまえば良かった。

まるで
蜘蛛の糸に絡め取られた羽虫になったような
圧倒的な絶望に彼は襲われた。

(オレは 
 どうなっていくんだ・・・)

思考は混濁し
渇きは耐えられないものになってゆく。
しかしもう青年の体の下でしか
その渇きは癒せないのだと彼は思い知っていた。

身を切られるような無念と
眩むようなその甘さに
彼はぐっと目を閉じた。

(一歩・・・
 一歩でいい・・・
 そしたら
 あの腕が連れて行ってくれる・・・)

甘美な期待に瞼を開けて彼は青年を見た。
青年もドアの前でじっとして動かない。
彼に向かって差し出した腕も空中に浮かせたまま
ただ静かに佇んでいるだけだ。

(ちくしょう・・・!)

動かない長身にじれて
彼は理不尽な怒りを立ち上らせた。

(オレは・・・
 ホモじゃない!
 だのになんで・・・!)

『先輩はホモなんかじゃないですよ』

彼の脳裏に青年の言葉が蘇った。

(そうだ
 オレはホモじゃない!
 なのに、なんでこいつに?!)

『オレだけなんでしょう?』

(そうだ! お前だけだ!)

『オレだから特別に』

(特別ってなんだよ?!
 なんでこいつだけ特別なんだよ?!
 なんで、こいつに!!)

ドアの前に佇む青年にきつい視線を投げる。

じっとして動かないその精悍な長身が
急に彼の視界から遠ざかって行くような感覚に
心許ない足がよろめき、壁に手を付いた。

「先 輩 
 大    丈・・・  夫・・・   で す ・・・     か ?」

声が、言葉が、ちりぢりになって散らばり
空になったような頭蓋をくわんとくわんと叩いた。

『大 
    丈夫 ・・・ 
 で・・・    す
  セ   ン
   パ   イ は   ホ 
           モ  な ん   か ・・・
オ   レ
   だ か
       ら ト   ク    ベ   ツ に

  ト  く   べ   ツ      セン    パ・・

セ    ン 
       パ イ ・・  
    ・が ウ     け 
          イ    れ 
                      て ・・・

と  く   べつ・・・     せ んぱ  い  が・・・   』


(ト  ク ベ    ツ・  ・・?)

気を失うかと思った刹那
散っていた言葉の一つが
すとんと彼の胸元に滑り降りてきた。
 
『特別な 
 ことのような 
 気がします』

はっきりそう響いてきた言葉に
胸を鷲掴みにされ鋭い痛みが刺した。

彼はもう一度しっかりと目を凝らして
ドアの前に立つ青年を見上げた。

(特別・・・)

どんなに目を凝らしても
彼の目には、青年の造作の仔細は見えていない。
ただその黒い眼がじっと
彼を見詰めていることだけはわかる。

 『何か
  特別なことのような
  気がします
  他の誰にそうされるより・・・
  親に
  受け止めてもらうのって・・・』

彼の胸に今まで感じたことのなかった
不思議な思慕が湧き上がった。

( あの時・・・)

生み落とした両親からも
たった一人の兄からも
初めて愛した者からも
疎まれ憎まれ裏切られ・・・
長い時間を
愛し愛されることを諦めてきた青年。

(こいつが泣くから・・・)

彼だけをみつめ
彼だけを思い
彼の横暴も、彼の薄情もすべて受け入れ
ただじっと彼を
彼が青年の思いに気づくことを
待ち続けていた青年。

(今も・・・待ってる・・・?)

今また
青年の涙で指先が濡れたような感覚を覚え
彼はおもわず乾いた掌を見た。

(泣いてる
 こいつを見るのは
 ・・・嫌だ・・・)

思いもかけぬ自分の行動に困惑し
それ以上深く考えることはしなかった。
しかしこれだけは確かだ。

(こいつが
 あんな風に泣いたりするのは
 ・・・嫌・・・だ・・・

 オレのいないとこで・・・)

ぼんやりと、ぼやけて見える青年の顔は
微笑んでいるようにも泣いてるようにも見えた。

肌に漣を立てていた熱は
さらにしっとりとした湿り気を帯びて
彼の肌理から溢れ出してくる。

彼は青年の顔をもっとよく見ようと一歩足を進めた。
青年の黒い瞳は食い入るように真っ直ぐ
彼に当てられている。

もう一歩
もう一歩・・・

歩を進めるごと、くっきりと再現される馴染んだ童顔が
かすかに微笑を浮かべているのを見て
彼もうっすらと口元をほころばせた。

(そうだ
 そうやって笑ってりゃいいんだよ
 いつも・・・)

その時、彼の肌の表を温かく甘い情感が駆け抜けた。
彼は青年に向かって両方の腕を伸ばした。

青年の寂しさも空しさも
過去の傷みも、彼の体温で温めてやれたら・・・
ここでこの中で少しでも憩わせてやれたら・・・

彼は体の内側の熱が涙になって
そとへ、そとへと止め処なくあふれ出るのを感じた。

この思いの中に青年を耽溺させ
泣きたいなら思いっきり
心行くまで泣かせてやりたいと願った。

(オレの
 なかで・・・)

彼は雲の上を歩いているような気がした。

「せんぱい・・・」

囁くような優しい青年の声に
彼はもう一歩足を進めた。

手を伸ばせば・・・届く・・・

相手をかき抱きたいと
差し出した指の先が触れた。

触れた途端、引き寄せられ
お互いの胸がぶつかると
もっとよく青年の顔を見ようと
彼は伸び上がった。

彼は青年の潤んだ黒い瞳の中に
自分に似た男の面差しを見たような気がした。

激しい動揺にうろたえる隙もあたえられず
彼は青年に抱き留められ
さらわれるように
その扉を超えた。



*****END*****


ども
お粗末さまでした~;;
色っぽくもなんともなくてすいません~;;

※注※ 
 兄さんの近視の度合いが不明なので
 あくまで私の視力を基準にしております。

 また兄さんが立ってる位置は
 リビングの兄さんの部屋のドアのまん前。
 森永君が立ってる位置は
 森永君の部屋のドアを開けたまん前。
 その距離、おおよそでも2メートル半以上は
 あるんじゃないかと想定してます。
 (プラ原画の「エンゼル君の妄想青写真」を参考に)
 
 私はドドド近眼な上にドドド乱視なので
 裸眼では2メートル先の人物の顔は
 ぼやけてよくわかりません;;^^)
 知人か、知らない人かくらいは
 服装とか体格とか雰囲気でわかるけど;;
 3メートル離れたら、のっぺらぼうに見える;;
 (目鼻すらわからん;;)
 
 表情は1メートル以内に近づかないと
 定かにわからない;;
 50センチ先に死んでるゴキちゃんを
 あ、ごみが?とか言って
 素手で拾いそうになる恐ろしい視力。
 拾ったことはありませんが;;^^)
 なにしろ15センチ離れたらもうぼけるのよ;;
 すべてが;;
 ブルーベリーとか、カシスとか、ルテインとか
 目薬の木茶とか~目に良いってもんは
 みんな試したけど(サプリメントで)
 効いてんだか効いてないんだか~;;^^)
 
 兄さんの目が私ほど悪くないことを
 祈りつつ・・・;;
 
 てか・・・
 森永君いつ兄さんのメガネ外したんだ?
 あいかわらず手が早いエンゼルテク
 メガネ、リビングのテーブルに
 置いてあったら いいよね~

 森永君の部屋を出た兄さんが
 テーブルのメガネ見て
 カッ~~~~~~と赤面したらカワイイと思う~

 

ではでは
こんなところまで読んでくださって
ありがとうございました!!

(誤字脱字あったらすいません~;;
 文章へたなのは精進します;;うう;;^^)


お茶していってね







コメント
この記事へのコメント
森永くんの部屋までの、ほんの僅かな距離の兄さんの葛藤がすごく良いです~!
そしてラスト、森永くんの孤独を受け止めてやろうという兄さんの男らしさにグッときました。
素敵です!面白かったです。
2009/12/02(水) 01:42:49 | URL | kai #-[ 編集]
kai様★
読んでくださってありがとうございます~!!
兄さんがどうやって森永君の部屋に行くのかって
やっぱりすごく気になって今だ妄想が止まらないです~*^^*)
森永君ががっと抱いて行っちゃえば兄さんも楽なんだろうけどね★
もう1週間切りましたよ~GUSH発売日まで~楽しみですね!!
すでに心臓どきどきしてます★
2009/12/02(水) 07:46:24 | URL | ぐらたん #Neb3My6c[ 編集]
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