ある日、森の中(恋する暴君)に 迷い込んだ、哀れなウサギさんの萌叫び・・・
妄想SS~「兄さんと森永君の同居をなんとしてでも隠そう大作戦」

GUSH~発売日を明後日に控えて
妄想SSってのも
<誰が読む??>ってな感じですが
実は「plan・3」読直後から
ちょこちょこ書いてたんで
せっかくなんで
晒します(;;^^)

テーマは

「兄さんと森永君の同居を
 なんとしてでも隠そう大作戦」
(爆;;)

兄さんは
そもそもなんでそんなに
「同居」を隠さなきゃならんのか??

<同居=同棲=ふぃじかるな関係>
という連想に発展していくことが
兄さん的には死ぬほど嫌なんだよね。

連想もなにも事実なんだから逃げ場はない!
言い訳など意味ないだろ!!といくら突っ込んでも
兄さん独自の理屈で意地張り通したい!

それが兄さんの真実ならば
隠し通すことを応援してみたい。

※SS設定として・・松田さんは自動車を持っている。
          (T社のカ○ーラあたり;;)
          宗仁パパは免許を持ってる。 
※SS苦手な方は以下ご遠慮下さい。
 またえろいシーンはいっさいございませんので
 よろしく~~~~~~



<墓参りも終え・・・
 一同松田家に帰宅。
 松田さんは早々に夕飯の準備でキッチンにいる。
 巽家族だけで家族会議です。
 議題はもちろん・・・>



<家を再建するか? 否か?>




「なかなか日本に帰ることもかなわんが
 家があるから、安心して留守に出来るとも思うしな
 一応みなの考えを聞こうか?」
「かなこはこのままでもどっちでもいい」
「僕はまだしばらくはアメリカだし
 いずれ日本に帰ってきたとしても
 黒川さんの、東京のマンションに住むことに
 なると思うから」
「・・・」 
宗一は何を考えているのか黙ったまま。
「宗くんは今どうしてるんだっけ?
 大学の近くにマンションを借りたとか言ってたっけな?」
「ああ・・・」
「宗くんが一人暮らしか?
 それはちょっと心配だな」
「え? 兄さんひとりじゃ・・」

(ないよ)・・・とかなこ、言い掛けて口をつぐむ。
墓の前の森永の言った事を思い出し
兄と森永が、もしかしたらウマクいってないのかと
少しばかり不信を抱く。

「宗くんはどうしたいんだ?」
「オレも・・・どっちでもいい」
「飯は外食か? いつも」
「いや・・・」
「自炊してるのか?」
「いや・・・」
「コンビニ弁当とカップラーメンばっかりじゃ体壊すぞ」
「ちゃんと喰ってる!
 オレを何だと思ってるんだ まったく」

いつもの宗一とは明らかに様子の違う兄を見て
かなこは思う。
(兄さん・・・
 なんで森永さんと暮らしてること
 ちゃんと言わないのかな?
 ウマクいってないのかな?
 ううん・・・そんなことないよ
 家にいた時もラブラブだったし・・・)
 
「宗くんのマンションに行ってみたいな」
「は?!」 
宗一、驚いて父親を見る。

「かなちゃんはこのまま
 ここで暮らしても良いと言ってるし
 ▽▽▽さんも(←松田さんの名前)
 (さすがに宗仁さんは「松田さん」とは呼んでないだろな)
 
 かまわないと言ってくれてる
 トモくんには黒川くんがいるし
 今僕の一存で新しく家を建てても負担になるだけかもしれん
 あと、僕の心配の種は宗くんのことだけなんだ」
「だから! オレのこと心配する必要ないだろ!
 もう子供じゃないし
 ちゃんとやってるから
 マンションなんかに来るこたない!」
「見たいだけだよ
 宗くんがどんなとこで暮らしてるか
 大人になっても宗くんは
 僕の可愛い子供なんだからね」
「そうだよ 兄さん
 僕も一度マンションに行ってみたいよ
 なのに兄さんはいつも来るなって」
「かなちゃんも
 宗くんのマンションに行ったことないのか?」 
「かなこ? あるよ」 
かなこ、にっこり笑う。
「どんなとこだ?」
「広くてキレイなとこだよ
 兄さんそういうことも苦手だから
 森永さんが一生懸命
 兄さんのために探してくれたみたい」
「森永君? 宗くんの後輩の?」
「・・・」

宗一、状況が自分に不利な方向に進んでいるようで
内心気が気じゃなくなる。
だが、宗一の懸念はもっと別のところにあり
今差し迫った危機的状況に集中できず
それが宗一を苛立たせている。

「そうか!
 なら行ってみるか!!」
「なに??」
「みんなで今から宗くんのマンションに行こう!!」
「ちょ・・・待てよ!
 だからなんでだよ!!
 来る必要ないって!」
「いくぞ~~~!!
 宗くんのマンションに行きたい人
 僕について来い~~~」
「なに?!
 冗談じゃない!!
 このクソオヤジ!! 
 待てよ!!」

焦る慌てる必死で引きとめようとする
宗一は完全に無視される。

「△△△さん、車を借りますね」
「あら今からお出掛け?」
「宗くんのマンションにね
 夕飯までには帰りますよ」
「かなこは松田さんのお手伝いしてる
 いってらっしゃ~い★」

宗仁、さっさと運転席に乗り込む。
会議からは外れていた森永、磯貝も
さわぎを聞きつけて顔を見せる。
巴、黒川、磯貝が後部座席に収まる。

「な! 黒川! 磯貝! 
 お前ら関係ないだろ!!」
「いーじゃないか 
 俺も宗一君のマンション見たいし
 黒川は、君の可愛い義弟だろ」

(じょーーーーだんじゃねぇ・・・!!)

宗一、森永を呼びつけて耳打ちする。
「森永! 
 お前タクシーで先にマンションに行って
 なんとかしろ!!」
「は? なんとかって何を??」
「だーかーらー!!
 お前と暮らしてるなんて
 知られたくねぇーんだよ!!」
「・・・!」

(せんぱい・・・
 オレと同居してるって
 巴君に隠してた・・・?)

「早く行け!!」
「・・・わ・かりました・・・」

ショックを受けながらも健気に頷くと
森永は駅まで走り、タクシーに乗り込む。

宗一は助手席に座り
わざと遠回りする道を教えて
憤然と黙り込む。
(カーナビが付いてればそういうわけにも行かないかも?)

(「お前と暮らしてるなんて
  知られたくねぇーんだよ!」)

森永の頭の中に
宗一の言葉が響く。
それと同時に
松田家の洗面所で
泣いてる森永の涙をぬぐった宗一の
指先の温かさを思い出し・・・

 (せんぱい・・・
  オレは先輩にとって
  何ですか・・・?)

すっかり宗一の気持ちが見えなくなってしまってる森永。
しかし高速に入った途端、渋滞に巻き込まれてしまう。

 (まずいな・・・これじゃ先になんか
  だけど先輩たちの車だって・・・)

さてかたや
宗仁が運転する車は
高速を避け遠回りしたおかげで
かえってすいすい進み
あっというまにシェアマンションに着いてしまう。

その時、宗一のケイタイが震える。
<渋滞です>と一言だけの森永からのメール。
すかさず宗一は
<もう来なくていい>と返信する。

「ここかー
 宗くんのマンションは」
「まだ新しそうだね?」
「大学の近くなんだね?
 通うのに楽でいッ・・」(は?!・・・)
ついつい気楽に宗一に話しかけてしまった
黒川はじろりと宗一に睨まれて詰まり
磯貝の後ろに隠れる。
「ふ~~~~ん」
磯貝はぬらりひょんな顔で宗一に笑い掛ける。

一同、中に入る。
「広いなぁ 良いとこじゃないか?」
「キレイに暮らしてるねー
 意外に家事できるんだ?」
「へぇー 鍋やフライパン、新しそうな食器
 お米、味噌、しょうゆ、スパイスもそろってる!
 兄さん、ちゃんと自炊してるんだ?!」
「・・・」
「大きな冷蔵庫だね」
「ひとんちの冷蔵庫なんか開けるな!!」
「開けてないよ
 何をピリピリしてるのかな? 宗一君」
「こっちのドアはなにかな?」
「あちこち触んなって!!」
「寝室はこっち?」
「だからあちこち覗くなって!」
「あれ?」
磯貝、洗いかごの中に
ちゃわん、湯のみ、箸、カップなどが
2組づつあることに気づく。
「・・・ふーん そういうこと・・・か」
「・・・」
磯貝の意味深な笑みに、神経を尖らせる宗一。
しかし何も言わず、リビングのソファーに座り込む。
「玄関の横のドアは何の部屋?」
「書斎」
「こっちは?」
「寝室」
「2LDKか? 優雅な独り暮らしだね」  
「お茶くらいご馳走してよ 宗一君」
「招かれざる客のくせにずーずーしいっての」
「トイレ何処かな?」
「ひとんち来てトイレなんか入るなよ」
「しょうがないだろ 出物腫れ物・・・」
「出て右手のドアだ」
宗仁がしばらくして戻ると
首を傾げながら宗一の顔をまじまじと見つめる。
「なぁ 洗面台にコップが2個
 歯ブラシが2本あったが・・・
 宗くんも誰かと住んでるのか?」
「・・・!!」
「え? そうなの? 兄さん」
「・・・」
「宗一君が同棲????」
磯貝、わざとらしく驚いてみせる。
「一人で暮らすには、広すぎると思ってた!」
「ど、どうせ、い・・なん、かじゃ・・」
「なんだ 
 そういう相手がいるなら言えばいいのに」
「・・・」
「彼女が・・・通ってくるのかな?」
「え?」
「そうか! そういうことか!」
「ち、ちがーーーーーう!!
 コップも歯ブラシも
 ・・・スペアだ!!」
「スペア?」

「そうスペアだ!!」

「・・・ふ~~~ん
 そこの、ちゃわんも箸もスペア?
 部屋が二つあるのもスペア?」

「そうだ! みんなスペアだ!!」

 スペアだ~~~~~~~~~~~!!

日が落ちかかった頃・・・
ようやくマンションに辿り着いた森永が帰ってくる。
部屋に宗一が一人でいるのを不思議に思い・・・

「あの・・・みんなは?」
「帰った」
「先輩は? 
 みんなと一緒に帰らなかったんですか?」
「・・・」
「すみません 
 渋滞に巻き込まれてしまって」
「・・・」
「それで・・・ 話は決まったんですか?」
「話?」
「家をどうするかって」
「ああ・・・」
「先輩?」
ソファーに座ったままの
宗一は沈み込んだように見える。
怪訝な面持ちで
森永は宗一の顔を覗きこむ。
ふと顔を上げた宗一はひどく真摯な目をして
手前に立ったままの森永を見上げる。

「お前はどうしたいんだ?」
「え・・・」
「お前 オレに聞いたよな?
 オレはどうしたいのかって?」
「ええ」
「お前はどうしたいんだ?」
「オレがどうしたいか・・・
 言っていいんですか?」 
「言ったろ? 
 ちゃんと相談するって」
「・・・オレ」

(オレの気持ちなんかわかっているはず・・・)
少し憤然とした気持ちで森永は
宗一の問いの真意を探ろうとする。
(・・・いや待てよ
 オレ、言ったことあったっけ?
 ちゃんとセンパイに気持ち伝えたこと
 なかったかも・・・)
 
「オレは・・・
 ここで暮らしたいです
 先輩と」
「そうか
 それならいいんだ」

そう言って宗一は立ち上がり
リビングを出て行こうとする。
「あの先輩、何処へ?」
「戻る」
「松田さんちに?」
「お前はもう来るなよな」
「・・・」
「夜中になるかもしれんけど
 帰るから」
「帰る? ここに?」
「ああ、明日は学校があるだろ
 夜中になっても帰るから」
「・・・わかりました」
「すまん」
「え?」

(すまん)・・・何が?
何をオレに謝ったんだ?
先輩は・・・
宗一の言葉の意味を探る森永。

 わからない・・・
 
 わからんです 先輩
 期待持たせるようなことするかと喜べば
 その途端、奈落のそこに突き落とすようなこと言ったり・・・

 (それならいい)って・・・いったい何がいいんですか?
 
 オレ・・・
 どうすればいいのかな?
 もし先輩がここから出て行くなら
 もっと安いアパート探さないと

突然、それまで感じなかった非常な疲れと眠気に襲われ
さきほどまで宗一が座っていたソファーにもたれると
森永はそのまま眠ってしまう。

「・・・いくぞ」

(ん・・・)
「・・・ぜひくぞ」
(せんぱ・・・)
「風邪引くぞ こんなとこで寝たりしてたら」

眠りから急にうつつに戻された森永は
天井から降ってくる灯りの下
自分を覗き込む宗一の顔を見て飛び起きる。
「センパイ!
 帰ったんですか?」
「帰るって言ったろ
 ただいま」
「お、おかえりなさい」
「これ、煮しめとてんぷらと散らし寿司だ」
宗一はタッパをリビングテーブルに置く。
「松田さんが?」
「ああ、お前の分も用意しておいてくれたから」
「ありがとうございます! 
 じゃ、ありがたく頂きます
 先輩は食べてきたんでしょう?
 風呂・・・まだ入れてなかった
 すぐ用意して・・・」
「このまま 
 ここにいることになったから」
「え・・・」

「オレはここにいることになった」
「・・・ここ、に?」

「飯もちゃんとしたもん食ってるみたいだから
 安心したんだと
 滅多に帰って来ないオヤジが何言ってんだか」
「同居、続けてもいいってこと?」
「お前がいなきゃ、ちゃんとした飯食えねーだろっ」

ぶっきら棒に言い捨てて
宗一は自室のドアノブに手を掛ける。
「センパイ!!」
「お前は飯食ってろよ!」
「せんぱい・・・」
「別にお前のためじゃない
 金のこととか将来のこととか考慮して
 家を建てるのはもうしばらく先にするって
 オヤジが決めたことだ」
「それでもいいです
 センパイ・・・
 センパイ
 風呂沸いたら・・・
 風呂沸いたら
 背中流しましょうか?」

ガツッ!!

宗一に抱きつこうとしてチョップを食らう森永。

「調子に乗んな!!」



ども(;;^^)おそまつさま
最後まで読んで下さって
ありがとうございました★

7日・・・台風~来ませんように~!!




コメント
この記事へのコメント
ぐらたんさん、ありがとうございます!とっても面白かったです~!
同居のことをどうクリアするのか?最大の難関に「スペア」ですか!!もうステキ過ぎです!^▽^
今日あたりからどんどん動悸息切れがしておりますが、ちょっと一息入れて今夜は眠れそうです~
2009/10/05(月) 23:35:47 | URL | 三日月 #-[ 編集]
三日月様★
読んで下さって感謝感謝!!
ありがとうございます~★
追い詰められた兄さん・・・の巻~でした~(笑)
GUSH表紙のイラストもすごくドキドキだし
早く読みたいですね!!
明日仕事終えたらそく本屋に走ります。
心はもう突っ走って、動悸息切れでくらくらです~;;
2009/10/06(火) 07:57:50 | URL | ぐらたん #Neb3My6c[ 編集]
イッキに読んだ~♪
いよいよ明日(もう今日)発売ですね。
直前でも関係なくがっつり読みましたよ。
萌え不足解消です~。
胸がぎゅっとなります。
兄さんの心が見えない森永君・・せつないな~・・
しかし、「スペア」ってのは苦しい。さすが兄さん!
磯貝さんが全部お見通しのところもよいですね~。

ありがとうございます!
はぁ~胸がいっぱいです。
2009/10/07(水) 00:40:27 | URL | えるりーく #-[ 編集]
えるりーく様★
読んでくださって嬉しいです!!
ありがとうございます~★
兄さんの愛情表現って深くて静かで
森永君とは真逆ですよね。
だから森永君は兄さんの表面だけに表れるものに
翻弄されて傷ついてしまっていて、見ているこっちは
痛々しくて切ないです。
ああ・・・今日ですよ~!!
仕事休みてぇ~~~そんなわけにもいかないですが。
えるりーくさんは9日ゲットですか??
台風が心配です。
おたがい何事も無く無事であることを祈りたいです!!
2009/10/07(水) 08:01:22 | URL | ぐらたん #Neb3My6c[ 編集]
遅いコメントすみません。楽しく読ませていただきました!
「スペア」という言い訳が、テンパってる兄さんらしくて良いですね。
松田さん、ちゃんと森永くんの分のお夕飯用意して、タッパに詰めて兄さんに持たせるなんて、もうすっかり家族扱い。暖かい雰囲気がさりげなく伝わってきましたv
2009/10/11(日) 18:16:35 | URL | kai #-[ 編集]
kai様★
読んでくださってありがとうございます!!
かなこちゃんと松田さん、そして
宗仁さんの好意と信頼をも得た森永君★
これも森永君の人徳ですよね~!!
こうなったら兄さんに嫁いで本物の
家族になるしかない!!
森永君を全力で応援したいです!!!
2009/10/11(日) 19:50:30 | URL | ぐらたん #Neb3My6c[ 編集]
あはは♪
本編でも隠そう隠そうとしてましたよね。スペアだ~でみんな納得するわけないよね。そしてさいごはボカッですか?←大好きです。あ~面白かった。楽しいお話ありがとうございます♪
2011/07/12(火) 23:25:01 | URL | きなこ #-[ 編集]
きなこ様~★
読んで下さって嬉しいです!
私もひさびさに読んでみて・・・あ~ムリヤリだな~と(汗)
最後に森永君がボコられるのはお約束です;;
黄門さまの印籠のような(笑)
楽しんで頂けて良かったです~(^^)
ありがとうございました★
2011/07/13(水) 07:16:20 | URL | ぐらたん #Neb3My6c[ 編集]
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