ある日、森の中(恋する暴君)に 迷い込んだ、哀れなウサギさんの萌叫び・・・
妄想SS~『墓参』

暴君6章~plan・3~

カツ丼の昼食がすめば
お母さんのお墓参りでしょう。
お母さんの墓前で
それぞれ何をお参りするのか・・・
やっぱり皆の心のうちを聞いて見たい

・・・ってことで

「妄想SS~墓参」

まずはSS設定として・・・
  巽家のお墓のある霊園は歩いていける距離にある。
  松田さんは留守番。
  (家族水入らずでということで遠慮した・・・)
  黒川さんはもう身内なので一緒に。
  当然、兄さんは黒川さんにガン飛ばしてる。
  磯貝さんは、兄さんが黒川さんに不埒なことを
  しないよう見張るために着いて来る。
  磯貝さんが行けば、森永君も当然着いて来る。
  (このさい、磯貝さん、森永君に遠慮と言うマナーは無い・・・)

※注※SS嫌いな方、苦手な方
     以下ご遠慮くださいませ。
 またお参りの言葉は普通は心の言葉ですが
 皆さんに口に出してもらいました。    
    


<追記>かなこちゃんの言葉を忘れていましたので
      10月1日追記しました(;;^^)すまんです;;





澄み渡った秋の空。

曼珠沙華の花で
囲まれた土手が燃えるように
真っ赤に見える
霊園の一角で・・・

「○○○さん
 (お母さんの名前←宗仁ぱぱって
 自分の奥さんのこと、「お母さん」とかでなく
 「さん」付けの名前で呼んでるイメージがあるので・・・)

  ただいま
 長い間留守にしてホントに心配掛けてるね
 でも元気でやってるよ
 これからも子供達を見守ってやってください」
 頼みます」

「母さんの家、守れなくてごめん・・・」

「え? 宗一兄さんそれだけ?」

「ああ・・・」

「じゃ、次僕先でいい?」

「もちろん、お父さん、宗一兄さん
 巴兄さん、かなこ、黒川さん、森永さんの順ね」

「え? オレも?」

「森永さんも、お母さんに言う事あるでしょ?」

「え・・・」 

森永、赤面して宗一の様子をこっそり窺う

(・・・かなこのやつ・・・何言ってんだ)
 
「じゃ、巴兄さん」

「うん(コホン)←咳払い 
 お母さん ただいま
 アメリカに行く前、母さんにだけ
 こっそり報告したよね
 東京で出会った男の人と
 一緒に暮らしていくって
 僕はよくばりで・・・
 アメリカに行くか
 日本で黒川さんと暮らすか
 どちらかひとつって
 選べなかったんだけど
 そしたら黒川さんが言ってくれたんだ
 僕は、選ばなくていいって・・・
 そう言って黒川さんは会社を辞めて
 僕と一緒にアメリカに来てくれた
 だからこれからも
 黒川さんと一緒に助け合って生きていきます
 そのこと
 さっき、父さんにも報告しました
 父さんは僕の気持ちをわかってくれました
 だから母さん、安心して見守っていてください」

「じゃ黒川さん」

「あれ? かなこちゃんの番じゃ・・・」

「かなこは最後にする
 黒川さん どうぞ」

「あ・・・じゃ・・・」

宗一が隣で睨んでいるので内心びくびく

「コホ・・・え・・・
 お、お義母さん はじめまして
 黒川 貢と申します
 たつみ君と・・・アメリカで結婚させて頂きました」

「僕も巽だよ」
宗仁ぱぱ、にこにこして

「え? あ、そ、そうですね・・・」
黒川、赤面

「へんなのー
 巴兄さんも黒川さんも結婚してるのに
 まだ苗字で呼んでるの?」

「あ・・・なんとなく照れくさくて」

「じゃあこれを機会に名前で呼び合うようにしたらいいじゃない?」
宗仁ぱぱ、ニコニコ

「そうですね・・・じゃ・・・あの巴くん」
巴、赤面

「お義父さんにもお許しを頂きました
 と、巴くんとずっと二人で
 幸せになることを誓いま・・・
 (いたー!!)」

「ど、どうしたの黒川さん?!」

「いや、あの、緊張して足が攣ったみたいだ ははは・・・」

「じゃ森永さんね」

「え・・・と・・・オレは・・・」

(何を言うんだ? オレ
 先輩 すごい目でオレを睨んでるし・・・)

 そりゃ・・・許されるなら
 オレだって・・・言いたい

「森永さん どうしたの?」

「あ・・・いや・・・
 あのさ かなこちゃん
 オレ、たぶん・・・まだ、早いと思うんだ・・・」

「え? ・・・そうなの?」

「うん・・・たぶん・・・ね」

「・・・ふ~~ん そうなんだ・・・」

かなこ、そっぽを向いてる兄と
気弱に微笑む森永を見て
それとなくなんとなく何かを察する・・・

「じゃ、かなこね えっと・・・
 お母さん
 火事の時はすごく怖かったけど
 兄さんもかなこも無事だったから安心して
 お母さんのアルバムも
 森永さんが助けてくれたから大丈夫です
 お母さん
 これからも皆を見守っていてください
 巴兄さんと黒川さん
 宗一兄さんと森永さん
 それから松田さんや磯貝さんも
 みんなが幸せでありますように」

そう言ってかなこはみなに振り向いて
にっこり笑う。

(かなこのやつ・・・
 なんでオレと森永が対になってんだ・・・)

(かなこちゃん・・・ありがと・・・)



帰り道。

宗仁パパ、かなこ、並んで先頭を歩き
巴、黒川夫婦が続く。

仲睦まじく笑い合う巴、黒川の後姿を
憤然とした気分で睨みながら歩く
宗一に追いついて
磯貝は・・・

「さっき、黒川の足、踏んだだろ?」

「はぁ?」

「宗一君が足でも踏んだかと思った」

「足踏むくらいで気が済むわけないだろっ
 ぶっ殺しても足りねぇーと思ってるのに!」

「父親が許したんだから、宗一君もいいかげんに」

「うっさい! てめえに関係ないだろ!」

「・・・ふ~ん だけど君達だって・・・」

磯貝、意味深に
宗一と
最後尾を歩く森永を当分に見る

「オレ達のことは
 巴達のこと以上に
 てめえに関係ないことだ!!」

「冷たいなぁー親友じゃないか」

「とっとと失せろ!!」
 
宗一の剣幕に
さすがの磯貝もちょっと退きちょっと笑って
前を行く、巴、黒川に話しかけ肩を並べ歩く。

宗一よりかなり遅れて
ぼんやり歩く森永・・・
 


 そりゃ・・・許されるなら
 オレだって・・・言いたい



曼珠沙華が咲く土手の上をあるきながら
森永はずっと墓前でのことを考え続けている・・・



 オレだって
 言いたい
 言いたかった
 
 せんぱい・・・

 せんぱいのことが好きだって
 せんぱいとずっと一緒にいたいって
 せんぱいと
 ずっと
 一緒に
 生きていきたいって



思う言葉に煽られて
森永、瞳が潤んでくる・・・

とその時・・・
森永は
すぐ隣を
同じ歩調で歩く
人の気配に気づく

 せんぱい・・・?

宗一は
森永のとなりを
まっすぐ前を向いて歩いていた

 ずいぶん
 前にいると思ったのに・・・

 いつのまに・・・

 せんぱい・・・

 ・・・せんぱい



森永の胸に新たな熱いものが込み上げる
・・・が
森永は拳でひとつ目じりをぬぐうと
ぐっと唇を引き締めて

隣をあるく宗一に倣って
まっすぐ前を向き
背筋を伸ばして歩き始めた


澄み渡った秋の空の下・・・










コメント
この記事へのコメント
きゅん♪
ただいま妄想キャンペーン中なんでがっつりはまらせていただきました。
きゅんですよ~♪
兄さん歩調をあわせるなんて。
今ならありですよね。絶対。
情景が浮かんできます。
早く墓前に報告できるといいな~。
でも・・・やっぱりあんまり早く来て欲しくないような~。
やっぱり秋は妄想の季節です。
どんどんお願いしま~す。(笑)
2009/09/30(水) 23:09:25 | URL | えるりーく #-[ 編集]
ぐらたんさん、こんばんは♪
お墓参り、きっと有りですよね!かなこちゃんがいいですね。密かなるキーパーソンかも。。森永くん、いじらしくて可愛い~こんなふうに兄さんが寄り添ってくれたら最高です!
コメント200もおめでとうございます^_^
これからもあつ~い記事楽しみにしてます!
2009/10/01(木) 00:47:53 | URL | 三日月 #-[ 編集]
えるりーく様~★
きゅんとして下さいましたか?!
嬉しい~~ありがとうございます~★
兄さんと森永君にはまだまだ、じれったいな~もうって
叫びたくなるくらい、いろいろ悩んだり意地張ったりして
もらいたいですよね~!!
私も絶賛妄想キャンペーン中です~★


三日月様~★
読んで頂けて嬉しいです~★
ありがとうございます~~~!!
でも今読み直してみたら・・・
ああ~かなこちゃんのお参りの言葉忘れてました~(;;^^)
巴くんのが長かったもんだからつい・・・

かなこちゃんの言葉追記しておきますので~(汗(;;^^)焦)

そしてそして
温かいコメント、いつもありがとうございます~★
これからもよろしくお願いします(*^^*)

GUSHが発売したらまた弾けましょうね~~~!!
2009/10/01(木) 17:17:34 | URL | ぐらたん #Neb3My6c[ 編集]
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