ある日、森の中(恋する暴君)に 迷い込んだ、哀れなウサギさんの萌叫び・・・
月刊flowers2016年7月号
月刊flowers7月号・・・
四十年ぶりポーの一族の新作が
掲載されるというニュースが
耳に入ってきたのはいつだっけ。



発売日に近場の本屋に行ったのですが
売り切れていました。
あまぞんにもらくてんにもないしね。
買い損なったり何軒も探してゲットした人は
けっこう多かったようです。

今の時点で私はまだ手に入れていません。
倍くらいの価格ですでに中古で出てたりもするんですが・・・;;

再入荷の予定もあるということで近場の本屋さんに
入荷されたら取り置きを頼んではあるのです。
無事手に入れることが出来るかどうか・・・
祈るしかない・・・(T.T)

でも正直な気持ち・・・
読むのが・・・コワイ。
萩尾先生の絵柄がすっかり変わってしまっているし・・・
いやもう・・・エディスの時にすでに
受け入れがたくなってしまっていて;;
小鳥の巣までは何度も何度も読み返しているのだけど
それ以降って・・・けっこうストーリーも忘れてるような
薄情なファンなわけで・・・;;

私は絵が好きになれないとまず読む意欲がでないんです;;
まぁ・・・好きなタイプの絵じゃなかったけどストーリーとキャラにはまって
絵も好きになるということもおおいにありますが・・・
(高永作品がそうなんですねぇ・・・実は;;^^)

でも絵もストーリーも好きだったものが
作家の絵が変わって、・・・今の絵好きじゃない・・・になると
なかなか・・・またもとのファンとしても情熱を取り戻すのは
・・・むずかしい・・・(。・_・)

なんだろう・・・別れも言わず去って行ってしまった恋人の背中を
追うことも出来ず見ているようなこの気持ちは・・・。

でも新作が・・・
と言われたらやっぱり気になるし・・・
読みたい!!!!!・・・となっちゃいますよ。

うん・・・この表紙のエドガーは
昔のエドガーとはたしかにかなり違うけど(大人っぽい~・・・)
凜々しくて切なくて謎めいた美少年な雰囲気は
やっぱり昔のままで・・・ちょっと泣けてきます(´;ω; )

「あたし・・・ずっと待ってたのよ」
そう抱きついたメリーベルの気持ちです。

四十年か・・・
なぜ・・・こんなに時が経ってから、またポーを描こうとされたのか・・・
生みの親ではあるけれど
作者として、萩尾先生もかなり覚悟と勇気がいっただろうなと思います。

雑誌がことごこく売切れ状態なのも
しばらく漫画雑誌購入から離れていた昔のファン
(私もその一人なわけです;)が
いっせいにかっ攫っていったせいでは?

常々、月刊フラワーズを買っている読者の方には
ホントご迷惑ご面倒掛けております。
(そんなレビューがあったもので;;(_ _)スイマセン)

そうそう・・・ドラマになりましたよね。
スマップの香取くん主役で・・・「ストレンジャー」
その情報が入ってきたときは・・・止めてよぅ;;と思いましたが
けっこう楽しんで見られました。
ポーのエッセンス、台詞ふんだんに起用しながら
まったく別の世界観をもった作品でした。

人の心を捨てきれない壮年の吸血鬼と
彼より精神的には年上ながら見かけは少女の吸血鬼の
組み合わせもなかなか危うくていいなぁと思いました。
ドラマ見る前はスマップならむしろエドガーはゴローちゃんだろと・・・
髪が似てるし(笑)、なんとなくゴローちゃんなら
吸血鬼っぽいというか人離れした雰囲気あるし~(褒めてます)
安倍晴明をやったことあるじゃないですか?
あれ、好きだったし、ああいう謎めいて別の空気吸ってるような
そういうキャラクターなら・・・ねと思ったんですが

香取くんのバンパネラ・・・悪くなかったです。
エドガーでもアランでも他のどの原作のキャラでもなく
別個のキャラクターとして魅力がありました。

美少女(メリーベルっぽく体弱い、でもメリーベルじゃないのよ)
「晃君一人にしとくと心配だから」
なんて言われる壮年の男性役は香取くんにしかできませんわ・・・
と思いました(褒めてます)

エドガーって何百年以上生きてるような吸血鬼なんだけど
人であった時の記憶、人としての感情、人に戻りたいという
捨てきれない思いをずっと引き摺って・・・
消えてしまいたくて・・・でも自らは消えてしまうことが出来ない・・・
(吸血鬼に自殺ってできるんだろか?)
愛するものの死を背負って、それでも
独り、生きていかなくちゃならない
そんな哀しい生きものなんです。
それプラス・・・エドガーは大人になれず少年のまま
という儚さが加わって・・・そこが一番の魅力なんですが

そこを少年でなく、壮年の男性にしたこと
人であった時は結婚して子供もいた・・・
父性をもった愛情深い吸血鬼にしたことで
壮年の男性なんだけど、少年性というか、危うさというか、
そういうものを持ってる(私の目にそういう風に映ってる)
香取くんが演じたからこそ、また原作の彼らとは違った
魅力が出たんじゃないかなと、私はそう思いました。

ただせっかくのオリジナルの設定(殺人事件)の犯人像が
いまいち・・・魅力と説得力に欠けたかな。
あの犯人像をもっと深く追求して描いていたら・・・
そこが残念かな。
一番よかったのは犯人を追っているのに
いつのまにか謎めいた男に魅了されていく刑事ね。
こういうシチュエーションは萌え心をくすぐりますよ(笑)

たぶん・・・というか当然、
作者である萩尾先生もドラマを見られただろうし
そこから廻り巡って・・・
また新作、創作への意欲に繋がったんだとしたら
それもとても素敵なことだと思う。

フラワーズに掲載される
ポーの一族、新作はエディス以降の話でなく
もう少し過去に遡った話のようです。
で・・・
一回だけで終わるのでなく・・・
続編もあるとかないとか・・・

シリーズの間隙を埋めるお話のようなので
描き足りなかったもの(当時は描けなかったもの)があったのかな?

あるいはポーの世界観を借りて、
不老不死の少年エドガーの目を通じて
なにか伝えたいこと・・・残したいこと
そういうものがあったのかもしれません。

ホントに・・・
嬉しくもあり
また恐ろしくもある・・・私にとっても四十年ぶりの
エドガーとアランとの奇跡の再会なのです。



コメント
この記事へのコメント
おひさしぶりです。ポーの続編、立ち読みで充分だよと知り合いが言ってたけど立ち読みしようにも物が無かったです。で、11日に重版らしいですね。電子版も出るらしいです。このところの萩尾センセの絵柄は丸っこくてどうもなのですが、ベル外伝の池田温帯の酷さ(^_^;)に比べたら。高永センセの絵柄に関しては同じです。あれは兄さんだからこそすきになったんです、私。フラワーズ、立ち読みって言ってもおまけの来訪者がついてるから縛られてるだろうし買うしかないかなあ。
2016/06/08(水) 19:05:28 | URL | ポルカドット) #m84aBXLc[ 編集]
ポルカさん、お久しぶりです!
コメントありがとうございます。
近くの本屋さんで再入荷のさい一冊だけ残っていて手に入れました。
いろんな思いで手にしたんですがまだ読んでないんです。
萩尾先生と山岸先生の対談を読んだだけで・・・新作はまだ・・・。
表紙のエドガー表情なんかはすごく良いなぁって思うんですけど。
もう何年も萩尾先生の作品を読んできてないので、複雑な心境です。
続き物らしいので完結してからでもいいかなと思っています。

2016/06/08(水) 20:33:16 | URL | ぐらたん #Neb3My6c[ 編集]
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