ある日、森の中(恋する暴君)に 迷い込んだ、哀れなウサギさんの萌叫び・・・
湖面に映る月影

コメント頂いてちょっと思ったことを
追記の感想として書いておきたいです。


兄さんの「恋」は「恋愛」とは違う。

森永君が兄さんに対して抱いているような
いわゆる恋愛感情とは違うと私は思っています。

といっても人によっていろいろあるわけで
いわゆる恋ってどんなのよっっ???という・・・;;
まぁ映画やドラマやBL含めた少女マンガ定番の王道の・・・みたいな。

とは違うと言う意味です。
あくまで勝手な私のイメージなので反論異論あるかと。


兄さんは嫉妬や欲望に支配されることもなく
ときめき慕い居た堪れない思いにかられることもない。
相手が自分の把握できるところに居さえすれば
姿が見えず声が聞けなくとも孤独を感じることもない。
感じたとしてもそれを<寂しい><会いたい>という
表層意識に上らせるには時間が掛かる(苦笑)

それでも兄さんは恋しているんだろうと思います。

兄さんなりに・・・

私の勝手な兄さんの恋のイメージとしては
<深い森の人知れない湖面に映る月影>
・・・のような感覚だという気がします。

湖は月を映しながら映してるという自覚はない。
月も湖に映ってるとはよもや思ってない。

それでも湖面に映りこんだ月は
暗い湖を明るく照らし出しているのです。
照らし出された湖は深々と満たされている。

月が森永君で湖が兄さん、兄さんが月で森永君が湖とか
そういう比喩ではなくて
兄さんの中に芽生えた恋の感覚(感情じゃなくて感覚)って
そんな人知れない、音もない感じかなあと・・・(笑)

7章までの兄さんは
自分の中にそんな森があって湖があって
月が映ってることにも気付かなかったんです。

真崎さんの登場がそこに大きな岩を落として
湖の水を濁らせたんだ。
月の影がギザギザに引き裂かれるほど
湖面を泡立てかき混ぜ波立たせた。
そして事が収まって
水は濁りを底に沈めて表層は以前より済み渡っていった。
そしたら月の光が映りこむことに気付いた。

湖にさざなみが立てば映る月影もゆらゆら揺れる・・・
月が雲間に隠れれば湖はまたひっそりと森の闇に消える。

その感覚が心地良いか不快か嬉しいか哀しいか・・・
兄さんは今まさにそれ(恋の感覚)を感じ始めているんだと思う。

感覚ってやつは感じないこともあるからね。
どこか痛くても他に集中してれば忘れてることもあるっしょ?
恋の感覚ってヤツは後天的に取得するもんだと思うし
意識下に封印することもできるし麻痺させることもできる。

兄さんはいままで人の理解を求めない人だった。
自分のことを他人が変人だの偏屈だの遠巻きにしてたのは
わかっていたと思う。(チャレ2巻の兄さん見ると)

人が自分を避けるならそれはそれで面倒がなくて
かえって好都合だとも思ってたかも。

森永君に対しても同様だった。

気に入られようともしないし理解されようともしない。
去ろうとする森永君を引き止めたのも体を許したのも
条件反射的な反応で・・・

私は思ったもの。
兄さんにとってセッ*スって・・・何??って(笑)

森永君を引き止める餌(マンガ肉ww)としての意味しかなくて
恋愛の行為どころか肉欲ですらない。
なんて非情・・・不毛・・・軽いんだろうって・・・

3巻で磯貝さんに条件を突きつけられたとき
兄さんの想像どおり磯貝さんも兄さんの体を求めてたら・・・
もしかしたら・・・もしかするんじゃないかと・・・;;
それくらい兄さんの性に対する意識・・・未熟に見えた。

そんな兄さんが
新章で森永君に理解を求め
森永君の無理解に顔を曇らせて俯いて
ものすごく切ない表情を浮かべる・・・

湖に立った小波が
しだいに大きくなって
底に沈んでいた澱がちろちろ表面に浮き上がって
差し込む月の光にきらきら照らし出されようとしてる・・・

そんなイメージが湧き出てきます。

兄さんは恋してます。
確実に。
兄さんなりに・・・

底から浮き上がってこようとするものの中に
肌から伝わる思慕が含まれているなら
兄さんは森永君を抱きしめたいと願うだろうと思う。

それはけっして
森永君を引き止める餌でなく
森永君を納得させる術でなく

兄さんが本当に心身ともに
森永君を愛したいと願ったから・・・


100年掛かって上ってくればいいけどね~(笑)




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